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2015年10月

2015年10月28日 (水)

無謀なリニア計画は中止へ!「リニア中央新幹線問題」を考えるつどい

10月24日、共産党中央委員会主催で全国リニア沿線住民や自治体関係者、市民
運動のみなさんとの交流会がウィルあいちで開かれ、党派を超えた380名の参加
で会場は熱気にあふれました。

国会議員は、畑野君枝、もとむら伸子、藤野保史衆議院議員、辰巳孝太郎参議院
議員が出席し、リニアを国家プロジェクトでおし進める安倍政権との論戦のもようを
報告しました。

パネリストには、リニア問題の第一人者である橋山禮次郎氏、日本自然保護協会
の辻村千尋氏、日本科学者会議から長田好弘氏が登壇し、それぞれリニア計画の
経済性や技術、環境保全性の欠如、南アルプスのトンネル工事の無謀さ、大規模
な自然破壊が人間の文化や歴史におよぼす影響は計り知れない
ということを明ら
かにしました。


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定員300名に380名が詰めかけ、資料も足りないほどに


全国のリニア沿線から、各地での運動の取り組みなど活発な発言がつづき、その中
で、この計画を推進しているのは、憲法違反の戦争法を成立させた安倍政権であり、
「アベ政治を許さない」声を広
げることが、リニアをストップさせるちからになる共通
の思いが語られました。そのためには、党派を超えた共同が必要ということも。

私も、西区での運動や議会活動のなかで、そのことを痛感しています。この交流会を
通して、沿線各地の闘いに勇気をもらいました。

翌朝から、国会議員団は県下のトンネル残土の持ちこみ先として候補となっている、
瀬戸市のグランドキャニオン、春日井市の亜炭坑陥没地域などを現地調査しました。
その後、名古屋駅で県・市議団と合流し、開削工事予定地を調査しました。

駅西側で、JR東海が水面下で先行取得していた土地や、立ち退きを迫られようとして
いる近隣のお宅を訪ねて

「代々住んできた土地を売りたくない。絶対ここを動かない」

そんなお声をいくつも聞きました。
国会議員団と県・市議団から、リニア工事の強引な進め方は許されない、私たちも国
会と地方議会で頑張ります、いつでもご相談ください、と申しあげました。


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左からもとむら衆議、江上市議、辰巳参議、畑野衆議、青木
わしの県議、関係者のみなさん


JR東海は、名古屋市の外郭団体まちづくり公社に23億円でリニア用地取得を委託し、
市は公社に職員を21名派遣しています。住民に立ち退き交渉を迫るいわば「下請け」
です。「建設ありき」で急ピッチに進むリニア計画と駅周辺の大改造のもとで、沿線住
民の不安が置き去りにされている
と、改めて実感しました。

リニアそのものの大義のなさと、関連巨大開発一本ヤリは、どう考えても冷静に見直
すべきです。
運動交流会の最終盤では「リニア建設差し止め訴訟」がいよいよ動き出す、と発表が
ありました。あらゆる方向から、中止を迫っていく時です。

私も沿線住民のみなさんとちからを合わせ、市議会でがんばる決意です!

2015年10月25日 (日)

行政ウォッチング 山口県下関市を訪ねて

10月20日と21日、他都市での行政の取り組み等を学びに、市議団で山口県下関市
を訪ねました。

20日の訪問は、下関市立「海響館」水族館です。
関門海峡のうず潮がすぐそばという「海響館」は、水族館としては小ぶりながら、知
恵と工夫を凝らしたアトラクションの豊富さと調教レベルの高さ、飼育員みずからの
ショーアップへの努力で、毎年黒字つづきの人気ぶりです。また、フグが名物という
土地柄、世界に400種あるというフグ科のうち、100種類を集めて専門研究もしてい
ます。


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見る方向によって建物の形が変わる斬新なデザイン


入館料は市内在住で1000円、市外は2000円、年間パスは市内在住でわずか2000
円!名古屋港水族館の規模と比べて小さくはありますが、ペンギンやイルカ、アザ
ラシたちにごく間近で親しめる点、そして職員のみなさんの高いこころざしには学ぶ
ところが大きいと感じました。


21日は、下関市NPO法人「夢のみずうみ村」デイサービスセンターを見学しました。
山口県が生んだ詩人、金子みすずの「みんなちがって、みんないい」をコンセプトに
「作業療法」によって自活力を高め、それぞれのペースを尊重しながら、介護度を改
善していると、全国的にも話題になっている施設です。
利用者は要介護6割に要支援4割、来所したら、自分の日程を自分で決め「ボーっと
する」のもスケジュールのひとつとか。


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パンづくり、宇宙あんま、プール、ボーっとする、カジノ(?)
もあります


山ほどあるメニューを施設側から決めることはなく、型破りなほど自由な雰囲気に、
利用者もスタッフも生き生きしています。食事はバイキング。自前の茶碗を管理す
ることで、判断力を回復させる狙いが成功しているようです。
また、素晴らしかったのは、それぞれの得意分野と元職の技術を活かして、利用者
自身が料理教室などを開いて利用者を集める企画で、たいへんな盛況だそうです。


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自前の茶碗をタッパーに入れて各自が保管します。食事が
とても美味しいそうです


周りを里山の自然に囲まれた施設で、名古屋市かいわいのデイサービスとの比較
は難しいかも知れませんが、介護のあり方を考えるヒントがたくさん得られました。


また、山口県庁を訪問し、津波防災対策などを紹介して頂きました。
県は、津波非難ビルの固定資産税減免の前提条件となる津波災害警戒区域の指
定をいち早く行いました。徳島県に次いで全国で2番目です。

市議団は、名古屋市内の海抜0メートル地帯における津波避難ビルの確保のため、
この警戒区域指定を急ぐようにと議会で要求していますが、市は南海トラフに備え、
津波浸水想定は行ったものの、警戒区域指定については、「県が動かなければ」と
および腰です。
山口県には、指定に関して市町村などとの協議・調整、否定的な意見や、風評被害
にはどう応えてきたかをたずねたところ、県は本来、高潮や豪雨土砂の被害が多く、
市民の防災意識が高いので、指定については特に困難ではなかったとの回答でし
た。

他都市の状況に違いはあっても、防災は自治体独自に進めていくべきと感じます。
特に河村市長には、1000メートルタワーよりも津波避難ビルや高台の整備にもっと
力を入れてもらいたい!


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「津波警戒域の指定進まず」読売新聞2015年3月13日付




    

2015年10月15日 (木)

2014年度の決算審査「住宅都市」~一般会計決算の反対討論

住宅都市局関係の決算審査では、同じ委員会担当の江上博之議員が中心
に質問を行いました。

「大型公共事業に税金投入の糸目なし?!」

昨年は、名古屋駅周辺整備を中心に、大型公共事業への新たな税金投入
の道が開かれた年でした。
リニア開通をみすえた名古屋駅の大改造には1億1500万円、市職員を80人
削減しながら、リニア用地取得のためのまちづくり公社派遣は20人以上です。
ささしまライブ24地区整備の概算は130億円以上にまで膨れあがりました。

また、金城ふ頭に建設予定の5000台の巨大立体駐車場は、駐車場をもた
ないレゴランドや複合商業施設のために、市が「作ってあげる」もの。
これは調査段階ながら、概算は190億円を超えています。

その他、納屋橋、改修中の御園座などの都市再生計画では、民間の超高層
マンション建設に、30億~40億円もの補助金支出の準備をしました。

SLにこだわった交通まちづくりプランでは、大井川鉄道のレンタルが白紙に
なったものの、調査費用をいたずらに費やしたことは反省すべきと、民主党
の委員からも指摘がありました。

不要不急のうえ、市民からの要望でもない大型公共事業の数かずに、多額
の税金投入が準備された点を江上議員は厳しく追及し、膨らみ続ける予算
を強く批判しました。


「大企業に手厚く、市民には負担増?!」

昨年は、市営住宅の駐車場料金が見直され、3年連続値上げの最初の年。
最高額は月当たり3500円と、大幅な負担増です。理由は近隣の相場に合わ
せる、というものですが、低所得者が多く住む市営住宅に、その理屈を持ち
こむなど論外と反対してきました。
私は質問のなかで、昨年は消費税が8%に上がり暮らしは一層厳しくなった、
この値上げは市民の苦しい生活に追い打ちだ、市営住宅の福祉の意義を再
認識すべき、と強調しました。


この間、決算審議で議論されたことは、どれをとっても都心の巨大開発、大型
事業ばかりで予算もケタ違いです。本来の課題である「市民のすまい」が中心
ではなく、「庶民感覚」からかけ離れた議論に心が痛みました。

大企業に手厚く、庶民に冷たい市政を今こそ改めるべきです!

 

そして9月議会の最終日、市議団を代表して山口清明議員が、2014年度決算
の反対討論に立ちました。反対理由は次の3点をかかげました。


①増税など国の悪政に輪をかけて市民負担を増やしたこと

②市民税5%減税を継続し、その財源づくりとして「行革」の名で市民負担増と
福祉の民営化をすすめたこと

③リニアを起爆剤とする名古屋駅周辺開発や名古屋城天守閣の木造復元など
新たな大型事業に税金を注ぎ込む、ムダ遣いへの道を開いたこと


討論の締めくくりとして、山口議員はこう訴えました。

「最後にみなさん!この年は希望も見えました。
それは市民の運動と議会の論戦で、事業仕分けの結果をはね返し、敬老パス
の値上げを許さなかったことです。保育料に続き、敬老パスの値上げを止めた
市民の力こそ市政を動かす原動力です。市民と共に、税金のムダ使いをなくし、
市民の願いを実現する決意を申しあげ、討論を終わります。」


生活する人の目線に立って、市民のみなさんとちからを合わせ、くらし本位の
市政実現のために全力をあげる決意を新たにしました。


 

2015年10月11日 (日)

2014年度の決算審査「消防・防災危機管理」

今週は、私が所属する都市消防委員会(住宅都市局と消防局)で2014年度の
決算審査が行われました。

決算審査では、昨年4月1日から今年3月31日まで、名古屋市政がどのように
行われ、決められた予算がどう使われたか、何が実現し、どんな問題が検討
されたかなどをチェックします。
私は主に消防と防災について質問しました。


「消防力の充足100%を」

国が定めている消防力の整備指針を基準にして、施設や人員の推移を見ると
平成25年度は、施設が98.5%、車両が94.1%で平成26年度も変わりませんが、
消防職員の充足率は下がっています。
100%をめざすには、職員総数で207人、うち警防要員161人が不足しています。
5人体制の消防隊出動は7割ですが、4人体制がいぜん3割で、ひとりを指揮と
してふたりずつが2本のホースで消火に当たる体制が確保できません。この
問題は、わしの恵子議員が市議時代にずっと取り組んできました。

昨年9月には御嶽山の噴火で、名古屋市からは、救助派遣で120隊、462名が
出動しました。救急隊の献身的な活動は、福島原発の事故においても、岩手県
陸前高田市への救急隊派遣が続けられるなど、全国的にも注目されています。
他都市での突発的な災害が増えるなか、最前線で防災・人命救助にあたる警防
要員の「人手不足」は、職員にとっても大変な負担になります。
私からは、警防要員100%を基本に努力してもらいたい、と強く要望しました。

これに対し消防長は、「消防力は人に依存している。毎年、救急出動は増加
しており、増隊は最重要課題。財政の優先順位をふまえつつ、しっかりやって
行きたい」と述べました。


「リニア防災、JRまかせでいいのか」

住宅都市局でも最重要施策としている、リニア開通をみすえたまちづくり。
防災の点からみて、リニアは大丈夫なのか?ここを明らかにする必要があり
ます。一昨年度は、消防庁主催でJR東海との連絡会議が5回開かれましたが、
昨年はゼロ。局として何か働きかけをしてきたかを訊ねると「特段していない」
という消極的な回答でした。

リニアで何か起こったら、真っ先に駆けつけるのは消防・救急隊です。
5キロ置きの非常口以外は市内すべて大深度地下のトンネル走行。救助活動
の困難さは計り知れません。
昨年10月、国交省の工事認可の段階で、リニアの防災対策をあいまいにして
いたJR東海も無責任ですが、防災危機管理をあずかる立場で、そこを追及して
いくべきではなかったでしょうか?

私は、防災対策を明らかにすることは、リニアに賛成・反対以前の問題。あら
ゆる被害想定を入れて、防災計画を求める強い姿勢こそ必要。JRがそこを
あいまいにするなら、市として「そんな計画じゃダメだよ」と迫っていくべき、と
強調しました。


「有事」をみすえた啓発活動!?

名古屋市は、平成19年に作成した「国民保護計画」に基づいて、大規模テロ
や武力攻撃が起きた場合の避難など、市民の自発的な協力をうながすため、
啓発パンフを市民に配ってきました。このパンフは、一昨年増刷されましたが
去年はゼロです。

質問のなかで、昨年7月に強行採決された「集団的自衛権行使容認」を受け、
県が国の方針変更に合わせて国民保護計画を見直したことから、パンフの
増刷を見合わせていたことがわかりました。

私からは、防災については、あらゆる事態を想定して備えることが重要だが、
こと戦争に関しては、備えるほどに危険をまねく恐れがある。市民に対して、
ことさらに「有事」への意識づけをうながすべきではない、と強く指摘しました。

(次は住宅都市、まちづくり関係にまとめます)

2015年10月 3日 (土)

くらしの要望とどきました!

今年7月から続けて、住民のみなさんから土木修繕に関わる相談が寄せられ、
わしの恵子県議とともに西土木事務所に対応をお願いしたところ、修繕が進む
運び
となりました。


①稲生町:桜の木の「根上がり」で歩けなかった遊歩道が、、、
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歩けるようになりました!他にも段差の解消など、広範囲
の修繕が進んでいます



②庄内通:わずかな段差でしたが転倒でケガされた方が、、、
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↓↓↓

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すぐになおしてくださいました!


③南押切:ボールが飛んできて危ないと、フェンス取り付けの要望があった公園
フェンス設置が決定しました!
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④上名古屋:平六通~秩父通の舗道の水たまり数ヵ所
10月をめどに修繕を進めるとのことです!
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名古屋市全体の土木予算が削られるなか、市民の安心安全のために職員の
みなさんが努力してくださっていること、あらためて感じました。

「なんでも削減」で、オリンピックまでに名古屋城天守閣の木造復元をめざす
とか、河村市長にはおかしな目標をもってもらいたくない!そう思います。

くらしに関わる予算が増えるよう、県議会と市議会でがんばります!

身近なお困りごとはどうぞご相談ください。

2015年10月 1日 (木)

9月議会ふたつの討論「名古屋城天守閣~辺野古新基地」

9月30日の本会議で、名古屋城天守閣の木造復元へと踏み出す計画(3800万円)
が計上された補正予算に反対の立場で討論をおこないました。

市議団代表で討論に立ったのは、西山あさみ議員で、4つの問題点からこの計画の
道理の無さをきびしく指摘しました。

①市民の意見を聞かず、市民合意のない中で木造復元へと舵をきったこと
②2020年7月のオリンピックまでに竣工という無謀な方針となっていること
③概算事業費も明らかにせず、財源のめどが立たぬままでの強行は、市民の暮らし
 に犠牲を強いる恐れがあること
④「特別史跡名古屋城跡全体整備計画」では、天守閣については耐震改修を進める
 方針であるにも関わらず、木造復元に方針を転換することは、この「全体整備計画」
 との整合性がとれないこと

これに対し、
「共産主義だな」
とヤジを飛ばした河村市長を、自民党の議員が
「極めてまっとうなこと言ってるんだよ!」
とたしなめる場面もありました。

議会軽視、市民おきざりの河村市長は、やはりマトモなことが言えません。



20151001
9月30日の中日新聞に


さはしあこ議員は、市民から請願が出された「辺野古新基地建設をやめることを求め
る意見書」の採択を求める立場で討論しました。

スイスのジュネーブで開催された国連人権理事会において、県民の思いを託さ
れた沖縄の翁長雄志県知事が、

「沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている辺野古の状況を、世界中
から関心を持って見てください」
「自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、ど
うして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか」

とスピーチをされたことを紹介し、同じ地方自治体として、この問題を捉える
べきと訴えました。


名古屋城天守閣の補正予算は可決されましたが、引きつづき、市民の声がしっかり
反映され、ムダ使いのない計画へと改善されるよう市議団全員ちからを合わせます。
辺野古新基地建設反対の意見書は不採択となりましたが、基地建設と戦争法をおし
進める安倍政権打倒の共同はかならず広がると希望をもっています。

9月議会は10月15日まで。これから2014年度の決算審議がはじまります。
がんばるぞ!

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