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2017年6月17日 (土)

「道徳」教科書の初選定 展示会で意見が出せます

これまで副読本などを使っていた「道徳の時間」が、2015年の学習指導
要領の改定により「教科」として位置づけられ、小学校では来年度、中学
校では19年度から教科書を使った授業が始まります。

この教科書の展示会が、名古屋市では7月2日まで、西図書館はじめ市
内7会場で行われています。※教育センター(熱田区)は3日も
会場は、地域からの「展示場所を増やしてほしい」という要望を受け、今
回は港図書館が新たに加わりました。

今回選定される教科書は8社から66冊。検定段階では「正直、誠実」「規
則の尊重」「礼儀」「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」など、学
習指導要領に基づく19~22の「徳目」をすべて盛り込むことが求められ、
なかには題材について、郷土愛不足を理由に「パン屋」を「和菓子屋」に
書き換えさせた、「アスレチック遊具」を「和楽器店」に変更させたなど、細
かい指摘が波紋を広げ、「和菓子や和楽器で郷土愛を説くのは安直では
ないか」との批判もあがっています。

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道徳の教科化は、今まで行ったことがなかった一人ひとりの子どもの心
や道徳を「評価」し、従来とは違った「官製道徳」を押し付けるものです。

日本共産党は「国民に国家が特定の価値観を押し付けることは、憲法の
定める思想良心の自由に反する」として道徳の教科化に反対し、教育の
場で民主的な市民道徳をつちかうことの重要性を訴えてきました。

8社66冊の教科書のなかには、低学年向けに、国旗と国歌について「起
立して国旗に対して姿勢を正し、ぼうしをとって、れいをします」「国歌がな
がれたら、みんなでいっしょに歌います」といった内容もあり、また読み物
や偉人伝が多く、産業界の人物が目立つのには「企業宣伝のようで教育
にふさわしくない」との指摘もあります。
一方、項目には「人権」「平和」「民主主義」などの憲法で保障された題材
はほとんど見受けられません。

展示されている教科書出版社は、
①東京書籍 ②学校図書 ③教育出版 ④光村図書 ⑤日本文京出版
⑥光文書院 ⑦学研みらい ⑧廣済堂あかつき

展示会では教科書を閲覧して、その内容について意見を出すことができ
ます。

子どもの年齢にふさわしい内容か、科学的な視点か、型にはまった心や
行動の押し付けになっていないか、課題解決が誘導的でないかなど、こ
の機会に教科書を見て積極的に意見を出しましょう。

西図書館 教科書センター 052-521-1451 月曜休館

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