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2017年9月 1日 (金)

市立若宮商業の閉鎖、突然の発表

名古屋市教育委員会は、市立若宮商業高校の生徒募集を今年度まで
とし、2022号年閉校の計画を突然発表し、生徒や卒業生、保護者、教員
などから驚きと怒りの声があがっています。

この計画は8月31日、名古屋市教育委員会が市議会教育子ども委員
会に提案したものです。

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8月31日 中京テレビニュース

新コース開設、制服もリニューアルしたばかり

若宮商業高校(天白区野並学区1963年開校)は、2012年の市教委
作成「魅力ある市立高等学校づくり推進計画」(第1次)にもとづき、「地
域経済の活性化、観光まちづくりを学ぶコース」を今年4月にスタートさ
せ、新入学生の制服もリニューアルして盛りあがっていた矢先でした。

定員割れもなく、市内通学割合も85%、地元就職率6割と、「ニーズの
高い」高校だと言えます。なぜ閉校するのでしょうか?

委員会で市教委は、閉校の理由について「生徒数の減少」や「商業科
への希望が減ったこと」と説明しましたが、若宮高校が対象になる根拠
が明確に示せず、委員からは口々に「ニーズの低下だけでなくす理由
になるのか」「生徒が減ってもクラス減での対応は検討しなかったのか」
などの意見が出ました。

河村市政の市施設10%削減方針

なぜこうなるのでしょうか?
市が「市設建築物再編整備の方針」で、今後の人口減少とともに、老朽
化施設が急増し、一斉に更新時期を迎えて大きな財政負担が見込まれ
るため、2050年までに市施設を10%削減するとしているからです。

問題となっている図書館再編(アクティブ・ライブラリー構想)や、小学校
、保育園の統廃合計画などは、この大方針のもとに進めるもので、教育
的視点よりも10%削減という総量規制ありきで、これらの施設を必要と
している地域住民の実態や将来を考慮したものとは到底言えない方針
です。

私は委員会で、若宮閉校を突然知らされ、驚き悲しんでいる生徒や保護
者の声を紹介しました。

「若宮は商業だけど観光も学べて楽しい学校。絶対なくさないでほしい」
「若宮はバトン部で9年連続、全国大会に出場している有名校なのに、
どうしてなくすの?理由を説明してほしい」
「娘は足が不自由で、若宮が近くて助かっていた。経済的に私学へ通わ
せることができない家庭には若宮はなくてはならない公立高校」

これらの生の声を伝え、道理のない若宮高校の閉校に反対しました。

市教委は、「きょう頂いたご意見は重く受け止める」と答えるにとどまりま
した。
地域に根差した学校は市民の大切な財産。削減の対象にすべきではあ
りません。

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8月31日 中京テレビ「名古屋市立若宮高校 5年後に廃校か」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170831-00003950-cbcv-soci

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