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2018年7月25日 (水)

「小規模校シンポ」 統廃合へ誘導あからさまに

7月22日、市教育委員会は「大都市名古屋にクラス替えができない学校!?」と題して、学校小規模化を考えるシンポジウムを開催し、私青木が参加しました。
タイトルだけ見ても、クラス替えできない小規模校を頭から否定する印象を受けますが、実際にも「小規模校の統廃合ありき」で進行し、公正に考えあうような内容とはいえませんでした。

この日の基調講演にはCBC大石邦彦キャスターが招かれ、講演は、自身が小規模校で学んだ経験から、家庭的な環境で仲良く過ごせたことにふれつつ、社会でもまれるなか、出会いは多いほうが成長できる、というものでした。

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露骨に統廃合を誘導する発言

講演に続く討論では、パネリストに保護者代表や文科省から小規模校対策担当、有識者らが並び「学校統廃合をいかに進めるか」意見を交えました。
意見の多くは、「クラス替えできるほうがよい」でしたが、その根拠は、小人数で「仲良く過ごせればよいが」「何かあった時にどうか」など、主観的な「仮定」にもとづくもので、事実の裏付けがない断定が目立ちました。

また、今回名古屋市の学校統廃合計画を立案する立場の嶋津隆文氏は、「小規模校にも良いところがある、という議論ではこまる」と、小規模校を露骨に否定し、「小・中9年間ずっといじめられた子もいる」と、クラス替えさえできれば、「いじめ」が解決されるかのように、統廃合への誘導をはかりました。

他にも「ガラガラの学校を維持するのは問題」「小さな学校には修繕予算が回ってこない」など、「小規模校は割高」と云わんばかりの発言も露骨でした。

「小規模校存続は排除しない」と弁明

シンポジウムの終了直前に、会場の参加者が「世界の小中クラスの平均規模はどれくらいか?」と質問し、文科省の担当が「よく知らないが、中国は50人。アメリカはまちまちで答えられない」と言うので、参加者は「世界のすう勢は20人。文科省の方針には、小規模校のメリットもあげて存続を排除していない」と指摘しました。
これには基調講演者の大石氏も、「小規模存続を排除しているのでは決してない。これからの議論です。賛成、反対、ぜひ区の説明会で活発な意見を出してください」と締めくくっていました。

今後も大きな関心と運動を

このブログでもお伝えしたきたように、名古屋市でも思うように進んでいない学校統廃合を急ぐ背景は、全国でも1/3程度の進捗率でしかない計画を、2020年までのあと3年で完了するという、安倍政権の閣議決定です。

西区では、なごや小への統廃合に続き、南押切、栄生、榎小の統廃合が進められようとしています。小規模校の良さを実感し、統廃合の必要性に疑問を感じている人が多くいます。
9月に開かれる西区の地域説明会へ、みなさん大いに参加して、積極的に意見を出していただきたいです。

○「地域説明会~学校規模と子どもの未来~」
9月6日(木)18時半~20時  西区役所講堂

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